英語のアウトプットを急がせる風潮
只今、Audible(オーディオブック)でこちら↓を聴いています。
在日39年、7000人の日本人を教えてわかったこと 日本人の英語勉強法 なぜ日本人はこんなにも英語ができないのか? (中経出版)
- 作者: ジェームス・M・バーダマン
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2013/10/31
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昨今、英語でのオーラルコミュニケーション重視の傾向にあり、
それが弊害になっており、かつて日本人が得意だった「読む・書く」力さえ低下しているということです。最近の若者は英語を話すことに抵抗がない人は増えたが、いくらスラスラと話せたところで、内容のない会話であれば意味がないでしょう。
という内容が印象的でした。
子供の英会話でも見られる光景ですが、アウトプットを急がせる傾向にあるため、
子供のうちに英語に対する「メンタルブロック」を取っ払っておこうとか、発音を良くしたい等、インプットより成長の結果が見えるアウトプットを求めるのでしょうね。
保護者の欲求心理をついてますねー。
う~ん、私はその風潮には乗っかりたくないですね。
というより、じっくりリスニングを鍛えたいと思いました。
リスニングと言っても、ただ「かけ流し~」をするのではなく、意味のかたまりで聞き取る力を向上させ、コンテクスト(文脈)や背景知識を駆使しながら、意味を推測したり、頭の中で想像したりする力を身に着けることが重要だと思います。
ただ、なんとなくフレーズを覚えて使うのではなく、頭の中でそのシュチュエーションに応じた表現を組み立てこそ、コミュニケーションの幅が広がるのだと思います。
また、論理的に説明したり、文章を書いたりする力に繋がるのだと思います。
もちろん、その能力はスピーキング、リーディング、ライティングにも活かせます。
推測したり、想像したりする力を洋書の多読で活用したいと思っています。
世界のPolyglot(多言語話者)の方々もリスニングとコンテクストの重要性を語っておられました。
そういった能力開発までは、英会話では教えてくれませんよね?
なので、これまでと同様、英語のPodcastやAudibleをたくさん聴いて楽しむつもりです♪