教育意識の地域差
今日は、英語から少し遠ざかって教育について書いてみたいと思います。
現在子供の学年は、上の子(男)が小3で、下の子(女)が幼稚園年少です。
小学校や幼稚園で、PTA等の集まりを通じて、色々と保護者の方と関わる機会が増えてきました。
その中で、先輩ママさんから教育情報を教えていただいたり、住んでいる地域の学校のことがわかってきて、色々と参考にさせていただいてます。
私自身も実家のある隣の市に住んでいたので、隣の市にある公立高校に通っていた事もあり、進路についてはだいたいのことはわかるので、経験したことを子供の教育に活かせるのではないかと考えていました。
しかし、私が高校入試をしてから20年以上も経っているので、今の入試制度が昔とは違うという事、地域差や保護者の考え方や価値観が多様化している事を知りました。
総合選抜制の廃止
今住んでいる地域(阪神間)は、公立高校の入試は総合選抜制という仕組みだったため、住んでる区域によって進学する高校が決まっていました。
なので、小学校から高校まで同じ学校に通う子がほとんど、という状態でした。
進路については、公立高校(普通科)だったら漠然と“○○高”と決まっていたので、よほどの事がない限り、偏差値も関係なく、何の疑いもなく、区域や学区で決められたその高校を目指すことになるのでした。
もちろん、中学校の内申書も大切なので、定期テストもそうですが、普段の生活態度意識したり、部活も頑張らなければなりません。
また、一部の市内全体で10%以内に入る成績優秀者は、自ら選んだ高校へ進学できるという特典がありましたが、知ってる限り数名しかいませんでした。
学区の再編
あまり詳しい事はわかりませんが、総合選抜制の廃止により、これまでは市単位で学区が決められていましたが、最近では広域になり隣接市の公立高校も受験できることになったのです。
したがって、高校のランキングや偏差値が重要視されているとの事でした。
保護者は、高校の偏差値と我が子の成績をにらめっこしながら、志望校を決めることになるという、競争社会の図式が見えてきます。
昔とは全く違った光景です…。
これからどうなる?
学区が広域になったため、自宅から近い高校へ通える可能性が低くなる?
志望校の偏差値を意識した入試対策が必要になる?
これからどうなっていくのでしょうか?
私事ですが・・・
川を隔てた市の境界にある私の母校の高校が、なんと偏差値が低い!(ビリです。)
今住んでる市は、地域全体で子育てしやすい街と謳っていて、保護者の教育意識もとても高いです。
また、今住んでいる市内の高校は、そこそこ偏差値は高いです。
ってことは、私の母校の高校は、今住んでる市内の志望校への入学が難しいと思われる受験生が流れてくる受け皿的な扱いなのが現状です。
これからも進学の話など、ママ友やいろんな保護者の方とお話しする機会があると思いますが、胸を張って、(偏差値は低いけど…)母校の紹介したいと思います。
親心としては、もちろん良い学校に入学して欲しいと思う気持ちもありますが、我が母校に親子二代で卒業生ってのも良いと思うし、私立高を志望するかもまだまだわかりません。
あまり学歴は重視せず、進路は本人にの意見を尊重したいと思うし、まずはのびのびと育ってくれたらと願っています。
母校出身同級生のその後
偏差値ビリっと決定づけられた私の母校。
ちなみに、同級生の卒業後の進路は、麻布大卒で獣医になっていたり、アメリカ・ボストンの大学へ留学してMBA取得したり、関関同立へ進学した人等がいますよ。
(小学校からの友達や部活仲間等、身近な人たちです。)
一人ご紹介したい友達(部活仲間)は、高校卒業後、看護学校へ行き、看護士を経てJAICAから海外派遣経験し、現在も海外へ行き、人道支援および僻地医療に携わる看護士として活動されています。